「海難1890」応援ブログ

「海難1890」の公開を祝して応援ブログを開設しました!映画に関する情報は勿論のこと、私たちのトルコ班の活動まで、約1ヶ月間更新する予定です。是非、ご愛読宜しくお願い致します!

☆トルコ班串本訪問2日目☆

こんにちは!昨日に引き続き元気いっぱいの元木が更新します(^o^) 実はこの訪問の記事を全てアップし終えたあとで、トルコ班関係者様にご連絡させていたこうと思っていたのですが、先ほど沼田さんからご連絡をいただきました☆ 温かい言葉をくださり、いつだって私たちの背中を押し続けてくれた沼田さん。そんな沼田さんにも感謝を込めて再び更新させていただきます!

 

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2日目は8時15分にお迎えが来るということなので、2人で5時に起きて準備をします。

朝に弱いトルコ班ですが、串本にいられる最後の日ということなので、気合十分!朝食を終えてロビーでお迎えを待ちます。その際にはチェックインの時に見つけられなかったあるものを見つけました。

日本とトルコについての資料がたくさん飾られてあったのです!絵や写真は勿論、文章でも分かりやすくまとめてあることから、思わず見入ってしまいました。改めて串本がトルコと日本の友好の地ということを再認識しました。

 

 

 

ちょうど資料を見終わった頃に「おはようございます。」と中畑さんから声がかかり早速出発します。2日目のスケジュールは 串本町教育委員会串本町役場 → トルコ記念館、慰霊碑 → 大島小学校 というものになっていて、最終日も予定がびっしりです!串本町教育委員会では教育長の野呂 正人さんにお会いすることができました。

 

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到着早々、「よく来てくださった。みんなに挨拶したらええ。」にこにことお話ししてくださり、串本町教育委員会の皆様にご挨拶させていただきました。トルコ班の簡単な自己紹介の後に、暖かい拍手で歓迎してくださり、ここでもまた「串本の方々は温かい」としみじみ実感(/_;) このブログを読んでいる皆さんに伝わっているかは分かりませんが、野呂さんの何事にも熱い姿勢、お会いしてすぐに周りの方々から絶大な信頼を得ているということが分かりました。このような方とお話しでき、大変貴重な経験です。そして野呂さんからも、エルトゥールル号遭難事故について、次世代の子供たちへのメッセージをいただきました。

「大島に人々が献身的に助けた精神を伝えていくことが大事。」

「そして見返りを求めず、助けたこの精神が祖先にあったことを誇りに思ってほしい。」

「何事も結局、心が大切です。心があれば絶対に伝わるから。」

まっすぐに一つ一つ丁寧にお話ししてくださり、トルコ班としても人間としても常に頭に置いておくべきことを再度実感できました。野呂教育長、お忙しいところお時間を作っていただき、有難うございました(*^_^*)

 

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次に向かったのは串本町役場です。串本町役場では先生方から「会って来なさい」と言われていた女性がいました。その女性とは、串本町役場総務課で働くトルコ人女性のアルカン・アイシェギュルさんです。アイシェギュルさん、実は以前に私たちの大学寮に2週間だけ住んでいたということで、その事実をきっちり確認してきました!

 

 

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役場に到着し、総務課のアイシェギュルさん、西野 真さん、沖 純平さんにお会いさせていただきました。そして西野さんと沖さんは串本町役場の「海難1890」のプロジェクトチームにも所属しているとのこと!主に映画に関係するデータや統計、PRなどに携わっているようです(^o^)

アイシェギュルさんは大阪大学に在籍経験もあり、日本語もかなりお上手で驚きました!日本語がただ上手というわけではなく、話の組み立て方や流れをきちんとまとめて話してくださり、更に感動です。(トルコ班は話がまとまらず、いつも先生に「話が長い」と怒られてしまいます。泣)また、西野さんにはとても丁寧にご説明いただきました。沖さんには話を盛り上げ、緊張した空気を和ませていただきました。ありがとうございました。

アイシェギュルさんは「この街の方々が慰霊碑の清掃活動や、トルコ共和国内2市町との間で、中学生を中心とした交流団を相互に派遣する(青年国際交流)といった取り組みを行っていることが本当に嬉しかった。素晴らしいと思い、ここで働きたいと思った。」と真剣な表情で話してくださいました。また、西野さん、沖さんは

「言葉や文化は違っていても友情は生まれ、繋いでいくことができる。」

「人と人を繋ぐものは、一人一人の相手を想う気持ち。」

「昔から今に至るまで善意の連鎖だと思う。」

「知ることが亡くなられた方への慰霊に繋がる。」

とトルコ班になかった新しい考えをお話ししてくださり、また一つ、吸収するものを増やすことができました。アイシェギュルさん、西野さん、沖さん、お忙しいところお時間を作っていただき、有難うございました(*^_^*)

 

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時間も迫ってきたところで、トルコ記念館、トルコ軍艦遭難慰霊碑、樫野埼へ向かいます。また、ここはエルトゥールル号遭難現場でもあり、「海難1890」のモデルとなった場所でもあります。トルコ記念館は2015年にリニューアルされ、「海難1890」が公開されて以来、入場者数は伸び続けています。トルコ班を支援していただいている方からも、「串本に行く際は、トルコ記念館は絶対に見ておくべきところ」と出発前にアドバイスまで!そんなトルコ記念館を前に、どんなものなのか期待でいっぱいでした。

 

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中へ入ると実際のエルトゥールル号の一部や、海から引き上げられた遺品、当時の串本の医者が書いた診断書が展示されていました。他にも、エルトゥールル号遭難事故、テヘラン邦人救出の説明が詳しく書かれているものや、トルコと日本の歴史をパネル化したものまで!私も山田も圧倒されてしまい、ひたすら展示物に見入ってしまう状況に。

 

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他にもトルコ人の方の名前が彫られた石版も展示されていて、名前の数は勿論、何も言えず黙り込んでしまい、気付いたら涙が溢れそうになっていました。また、実際の遭難現場を目にした時に、真っ先に思い浮かんだのは、亡くなられたトルコの方々でした。実は串本に訪れる前は、亡くなられたトルコの方について考えることがあまり無かったのですが、今回の訪問により亡くなられた方についても深く考えるようになっていたのです。亡くなられた方の気持ちを考えると胸が締め付けられて苦しくなりました。

 

 

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そしてトルコ軍艦慰霊碑を見て、その綺麗さに驚いていると「この慰霊碑は大島小学校と中学校の生徒さんが清掃活動を行っているんです。」と西野さんがお話してくださいました。それ以上は多く語られなかったですが、串本町民全体でこの慰霊碑を守っていることが感じられました。世界的に大きな歴史の象徴であるものを、町の住民が守り続けることは決して簡単ではありません。そこには独りよがりではない、町全体に共通する強い想いがあるのではないでしょうか。

 

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次に向かった場所は串本町最後の訪問場所、大島小学校です。授業の時間をお借りしてトルコ班2人が先生役になり、小学6年生の生徒さんたちと交流するという形でした。

実はトルコ班、先生役など初めてで、山田は緊張のあまり昼食が食べられない状況に*1 私も隣であたふたする山田を横目に、どんな状況になるのかが想像できませんでした。

 

  

 

 

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そんなこんなで大島小学校に着いたのですが、校内は広々としていてトルコの情報や日トの関係性についての資料が掲示板に掲載されていました。こちらの資料は生徒さんが記事に対して書き込んだ物もあり、生徒さん方の関心度が伺えました。また、大島小学校では小学1年生の段階でエルトゥールル号遭難事故のことを紙芝居で学び、2年生から6年生は授業内で学びます。写真は串本訪問後に和歌山県議員の片桐さんが送ってくださったもの小学用道徳副読本です♪

実際にトルコ班で読んでみたのですが、エルトゥールル号のことが分かりやすく書いてあり、早い段階で日トについての知識を深めることができる環境が素晴らしいと感じました(/_;) 小学校の頃の道徳教育って何年も前のことですが意外と覚えているもので、私が小学生の頃は道徳の教科書と一緒に「心のノート」というものがありました。今振り返ると「自分を見つめ直す機会」だったと感じているのですが、心のノートをあまり他人に見られたくなかったことを覚えています。きっと当時の私なりに自分と向き合っていたのかもしれません(^o^)(真相はいかに…!笑)

 

 

 

 

話を戻しまして、資料を見終わり、職員室、校長室に向かいます。「こんにちは!よく来てくださいました。」と元気にご挨拶してくださったのは大島小学校校長の山本隆介先生です。以前は串本町教育委員会にいたという山本校長先生ですが、思わず「先生!」と言い寄りたくなるようなそんな安心感があり、会話の節々で大きな優しさを感じました。

 

 

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こちらは交流を行った大島小学校の6年生の生徒さん達です。これは授業後の写真ですが、生徒さんたち素敵な笑顔ですよね!こんな素敵な笑顔が生まれ、緊張した空気を和ませてくださったのは生徒さん達でした。

 

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「トルコ班は何者なのか」「大学って何をするところなのか」「個人のトルコの位置づけはどんなものなのか」「文京学院大学学生のキャラクター、ナスレッディンホジャとは何か」「どんなホジャグッズがあったら嬉しいか。」など、お話しさせていただきました。(ちゃんと伝わったのでしょうか元木先生…。泣)また、生徒さん達は慰霊碑清掃活動も行っているのですが、「何のためにどんな想いで清掃活動をするべきなのか。」等、事前学習で行ったそうです。その際の生徒さん方の想いも見せていただき強く感じることができました。この子供たちの想いや考えは、私たちに無かったものもあり、貴重な意見として今後もトルコ班の活動に反映し、発信できたらと思います!

 

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「トルコと助け合いながら友好関係を続ける」

「トルコの人々を尊敬し、慰霊碑清掃活動を行っていく。」

「慰霊碑清掃活動や事件などを後世に伝え、永久に語り継ぐ。

トルコと日本の関係をいろいろな人に教えていく。」

「トルコと日本の関係は兄弟」という話を聞くことができました。

 

 

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冒頭でもお話しさせていただいた通り、今回の和歌山県串本町訪問は私たちトルコ班にとって、大きな成長へと繋がりました。串本の方の「次世代へ受け継いでいってほしい」という生の声を聴くことができ、私たち大学生にできることを考えました。私たち学生にできることは「発信」し続けることです。小さなところから発信し続けること、受け継いでいくことが大事だと考えました。だからこそ、良い話で終わらせてはいけません。トルコと日本の絆を次世代へ繋いでいくのです!それが私たちにできる先祖や亡くなられたトルコの方々への最大の感謝の伝え方だと思います。

 

また今回のことは、地元新聞の「紀伊民報」「熊野新聞」やYahoo!ニュースでも掲載していただくことができました。こちらもご覧いただけると幸いです。

 

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Yahoo!ニュース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160204-00309172-agara-l30

 

ブログはこれで本当に最後の更新となります。私たちが「海難1890」という作品に出会い、学んだこと、経験したことは一生の宝となりました。皆様にとってこの作品、ブログや串本の方々の考えが少しでも響いていただけたら幸いです。日々の生活の中で人と人との繋がりを感じた時に、「トルコ班もこんなこと言っていたなぁ」と思い出してあげてください(^o^)

 

 

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、心より感謝申し上げます。

 

トルコ班 元木未希 山田真由

 

 

*1:+_+